始まりと終わりのあいだ

始まりは、
始まりの終わりであり、
終わりの始まりでもある。

何かが「始まった」と感じたとき、
それは純粋な始点ではない。
すでに流れの中に置かれ、
名前を与えられた瞬間だ。

始まりは、
点として切り取られた場所にすぎない。


終わりも同じだ。

終わりは、
終わりの終わりであり、
始まりの始まりでもある。

終わったと思ったそのとき、
終わりという役割はすでに終わっている。
そこから先は、
別の流れが静かに動き出している。


私たちは、
始まりと終わりを
出来事だと思いがちだ。

けれど実際には、
それらは「見方」に近い。

流れを止めて、
一瞬を切り出し、
名前をつけただけのもの。


点として見れば、
始まりがあり、終わりがある。

けれど流れとして見れば、
そこには連続しかない。

始まりと終わりは、
区切りではなく、
視線の置きどころだ。


だから、
何かを始められていないと感じるときも、
終わらせられずに立ち止まっているときも、

実際には、
流れはすでに進んでいる。

ただ、
まだ名前を与えていないだけだ。


始まりを探す必要はない。
終わりを決める必要もない。

流れの中に身を置き、
その場所を感じ取る。

そこから、
点は自然に立ち上がる。


始まりは、
始まりの終わりであり、
終わりの始まり。

終わりは、
終わりの終わりであり、
始まりの始まり。

そう考えられたとき、
時間は少しだけ、
やさしくなる。

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